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辻旧廿日正月神事

旧暦一月二十日

旧廿日正月は
かつての花街・辻において
もっとも重視されておりました

古式に倣い
旧廿日正月神事は
現在も毎年旧暦一月二十日に
斎行しております

近年は
古くから伝わる
前村渠と上村渠のビンシーを携えて
所縁ある辻・花城の拝所を廻り
常日頃の感謝とともに
五穀豊穣
辻および沖縄の繁栄発展
万人の果報をお祈りしております

旧廿日正月とじゅり馬

花街・辻では
古くは神事の後に
じゅりたちが
五穀豊穣・商売繁盛を祈る
じゅり馬行列(スネー)を奉納しておりました

近年は「じゅり馬まつり」として
神事後の吉日(日曜)に
開催奉納しております


【令和6年のご案内】
旧廿日正月神事 → 新暦 2月29日(木)午前11時30分 ムラヤー出発
じゅり馬まつり → 新暦 3月17日(日)午後14時~

※ ムラヤー
那覇市辻二丁目8-7(1階)
一般財団法人辻新思会 事務所

辻旧廿日正月神事で廻る拝所

波上宮

海蔵院

辻開祖とされる三王女「ウトダルヌメー・ウミチルヌメー・マカドカニヌメー」、世話役「ウサザカイヌアンマー」の名が記されたトートーメーが祀られております。
「鏡御寺(かがんぬうてら)」とも呼ばれております。

志良堂御嶽

辻全体の御嶽であり、首里中山、唐への遥拝所。
かつては唐旅の航海安全を祈念しておりました。

祝女井戸

辻開祖たちが使っていたとされる井戸跡でございます。
幾度かのウンチケーを経て現在に至ります。

イシカブイ

辻開祖とされる王女たちのふるさと「首里」への遥拝所でございます。
辻を創建された摂政・羽地朝秀様への御恩報の祈りを捧げるよう香炉は首里に向かって配されております。

三王女の祠

辻開祖の三王女「マカトガニヌメー」「ウミチルヌメー」「ウトゥダルヌメー」をそれぞれ祀っております。

※貸座敷組合によって昭和ニ年十一月十一日に改築。
当会は貸座敷組合の流れを汲んでおり、当会の前身「財団法人辻新思会」は貸座敷組合役員とじゅりたちによって1977年に設立されました。

辻開祖之墓

辻開祖のお墓でございます。
開祖たちが高貴な身分であったことを示す「クガニジーファ(黄金の簪)」がともに埋葬されております。

※貸座敷組合によって昭和ニ年十一月十一日に改築。
当会は貸座敷組合の流れを汲んでおり、当会の前身「財団法人辻新思会」は貸座敷組合役員とじゅりたちによって1977年に設立されました。

ヒヌカン

前村渠と上村渠のヒヌカン(火の神)をお祀りしております。

【御礼】令和5年 旧廿日正月神事 斎行(祝・波上宮参拝復活)