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辻新思会(つじしんしかい)

一六七二年創建
沖縄県下最大の花街であった「辻」。

辻新思会は
辻の祭祀、歴史と伝統文化の継承と普及
地域の活性化に寄与することを目的に
昭和五十二年(一九七七年)
前身「財団法人辻新思会」を設立いたしました。
  
辻の先人「じゅり」たちが祈りを捧げてきた
辻開祖の墓、所縁ある辻および花城の各拝所へ
時代を超えて敬虔な祈りを継承しております。


「辻旧廿日正月神事」「じゅり馬まつり」主催。 

おもな活動とあゆみ

■ おもな活動
「旧廿日正月神事」「じゅり馬まつり」主催。

辻開祖の墓での清明祭、旧盆などの伝統行事の斎行。
所縁ある拝所の定期清掃、保守・管理を行っております。

かつて辻には二つの村渠(小部落)、「前村渠(めーんだかり)」と「上村渠(うぃんだかり)」がございました。
前村渠は弥勒様が、上村渠は御獅子様が守護神でございます。二柱の守護神は、当会の事務所(通称「ムラヤー」)の祭壇にお祀りしております。同時に、古くから伝わる前村渠・上村渠それぞれのビンシーを継承しており、ムラヤーで大切に管理しております。
旧廿日正月神事では、前村渠と上村渠のビンシーを携えて所縁ある辻・花城の拝所を御拝廻ります。

■ あゆみ
※ 当会は1920年(大正9年)頃に設立された貸座敷組合の流れを汲み、前身「財団法人辻新思会」は貸座敷組合役員とじゅりたちによって1977年(昭和52年)に設立されました。
1920年(大正9年)頃     貸座敷組合設立 ※
1977年(昭和52年)10月7日  財団法人辻新思会設立 ※
2000年(平成12年) 2月27日 旧二十日正月お披露目行列(12年振りにじゅり馬まつり復活)
2008年(平成20年) 2月9日  民俗芸能公演『那覇・浦添 民俗芸能歳時記』国立劇場おきなわ
2014年(平成26年) 4月1日  一般財団法人辻新思会に名称変更
2018年(平成30年)9月25日  第32代那覇市長・城間幹子様 献花式(共催・辻自治会)
2023年(令和5年) 2月1日   公式サイト公開
2023年(令和5年) 2月10日  旧廿日正月神事 波上宮参拝復活
2023年(令和5年) 2月11日  那覇市主催『継承のつらなり ~ 時代の間に残された歌』
2023年(令和5年) 5月20日  なんみん祭「第27回演舞大会」


■ 辻新思会が目指すこれから
1672年創建の花街・辻で暮らし、“義理・人情・報恩” に生きた女性「じゅり」たち。
私どもは、“じゅりたちの生き様” に想いを馳せ
辻の祭祀と歴史・伝統文化を守り伝えることを大切な趣旨のひとつとしております。

じゅり馬は複雑な事情、歴史・背景を背負っておりますが、
300年以上の歴史を有する地域の伝統文化、伝統芸能であり
“信仰と民俗と歌舞が融合した琉球文化の結晶のひと粒”
でございます。

コロナ禍のために数年に渡り中断しておりますが、
広く親しまれる那覇を代表する伝統芸能
歴史ある地域の伝統行事として
地域の皆様と共に「じゅり馬まつり」が末永く継承されていくことを
目指して参りたいと考えております。
今後ともより一層のご理解お力添えを賜りますよう
辻新思会一同こころよりお願い申し上げます。
 

おもな祭祀

旧正月

所縁ある拝所を年始のごあいさつにお参りしております。

旧廿日正月神事

毎年旧暦一月二十日に斎行しております。
常日頃の感謝とともに五穀豊穣、辻および沖縄の繁栄発展、万人の果報を祈ります。
前村渠と上村渠のビンシーを携えて所縁ある辻・花城の拝所を御拝廻ります。

じゅり馬まつり

およそ三百年以上の琉球の歴史を有するとされる辻の伝統行事・伝統芸能。
“信仰と民俗と歌舞が融合した琉球文化の結晶” のひと粒。
かつては那覇三大まつりのひとつでございました。

浜下り

旧暦三月三日、波の上で浜下りを行っております。

清明祭

辻開祖の墓にて行っております。

十五夜(観月会)

おもにムラヤーで開催しております。

一日・十五日

毎月旧暦の一日と十五日に所縁ある拝所をお参りしております。

そのほかの催し

当会の活動および辻の祭祀、歴史・文化を知っていただくために
所縁ある拝所清掃、勉強会、お食事会、フォトコンテストなど
さまざまな催しを開催して参りたいと考えております。
催しの詳細は当サイトにてご案内いたします。

一般財団法人辻新思会 役員