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じゅり馬まつり

一六七二年に創建された
花街・辻。

辻で暮らす女性は「じゅり」と呼ばれておりました。

旧暦一月二十日(旧廿日正月)
神事の後に奉納されておりました
じゅり馬行列(スネー)。

うちなーからじを結い
艶やかな紅型衣装に身を包み
馬頭を模った飾りを付け
じゅりたちは華麗に
じゅり馬を舞い踊っておりました。

それは五穀豊穣・商売繁盛を祈る姿であり
離れて暮らす家族と一目まみえる機会でございました。


三〇〇年あまりの歴史を有するじゅり馬は
紛れもなく地域の伝統行事であり伝統芸能です。

複雑な事情、歴史・背景を背負ったじゅり馬は
信仰と民俗と歌舞が融合した
琉球文化の結晶のひと粒でございます。

令和6年 じゅり馬まつり

【花街・辻が誇る地域の伝統行事「じゅり馬まつり」(旧廿日正月)継承のために】

1672年創建の花街・辻は、
琉球國時代から中国や薩摩との外交を陰で支え、
琉球の芸能と文化を紡いだ社交の街でした。

信仰と民俗と歌舞が融合した琉球文化の結晶、じゅり馬。
辻に伝わる「じゅり馬まつり」は、五穀豊穣・商売繁盛を祈る地域の伝統行事です。

「じゅり馬まつり」は昭和63(1988)年までは、
那覇ハーリー・那覇大綱挽と並ぶ「那覇市三大祭」のひとつでした。

しかし、
じゅり馬は、複雑な事情、歴史・背景を背負っているが故に、
昭和63年を最後に「じゅり馬まつり」はしばらく途絶えます。
  
平成12(2000)年2月27日、「旧二十日正月お披露目行列」として、
辻新思会が12年振りに「じゅり馬まつり」を復活させていただきました。
以降「じゅり馬まつり」は辻新思会主催で開催させていただいております。
 

令和6年は、長い歴史を有する誇り高き地域の伝統行事として、
地域の皆様といっしょに「じゅり馬まつり」を作り上げて参ります。

辻で “義理・人情・報恩” に生きたじゅりたちの想い、
辻の祭祀、歴史・伝統文化を後世に繋ぐために、
私たちは心をひとつに「じゅり馬まつり」(旧廿日正月)を継承して参ります。

何卒ご理解と末永いご協力ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2024年3月17日(日)開催予定

令和6年じゅり馬まつり【詳細】