
琉球文化の結晶 ー じゅり馬
一六七二年に創建された
花街・辻
辻で暮らす女性は「じゅり」と呼ばれておりました
旧暦一月二十日(旧廿日正月)
神事の後に奉納されておりました
じゅり馬行列(スネー)
うちなーからじを結い
艶やかな紅型衣装に身を包み
馬頭を模った飾りを付け
じゅりたちは華麗に
じゅり馬を舞い踊っておりました
それは五穀豊穣・商売繁盛を祈る姿であり
離れて暮らす家族と一目まみえる機会でございました
三〇〇年あまりの歴史を有するじゅり馬は
紛れもなく地域の伝統行事であり伝統芸能
複雑な事情、歴史・背景を背負ったじゅり馬は
信仰と民俗と歌舞が融合した
琉球文化の結晶のひと粒でございます

