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ヌールガーをウンチケーさせていただきました。

旧廿日正月の神事で廻ります拝所のひとつ「ヌールガー(祝女井戸)」は、辻の開祖である三王女が日々の暮らしで使っていたと伝わる井戸(跡)です。

かつての辻は水に恵まれず、掘っても海水混じりの塩辛い水ばかり。
ところが、ヌールガーからは甘い水(真水)が湧き出ていたとの伝承があります。

時代の移り変わりとともに、幾度かウンチケーいただいておりますヌールガー。

本日、令和5年2月6日(旧暦1月16日)、諸事情によりヌールガーをウンチケーさせていただきました。
ヌールガーの新たな場所は、拝所「軸」と「イシカブイ」の間で、イシカブイに近い方になります。
詳しい場所は後日改めてご案内さしあげます。

本来は水の神様ですのでヒジュルウコ-になりますが、今回はウンチケーのためヒラウコーに火を点けております。

本日一日を通して90%の雨予報。辻は朝からしとしと雨が降っておりました。
お昼前からはじまったウンチケーのときには雨は上がり、濡れることなく、無事にお移りいただきました。
そして、ふたたび夕刻に雨。

御拝のとき、大切な祭祀のときは雨は降らない。
降ったとしても袖笠雨。
不思議とそういうものだと思っております。

ちなみに、今日はお若い方が2名お手伝いに駆けつけてくださり、とても助かりました。

何度もお移りいただいているヌールガー、こちらが落ち着いていただける最後の地になるかと思います。

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